熊本の無人サウナへ行ってきた。
先週、所用で熊本に行くことになったので熊本で前から気になっていた
ローカルサウナにレンタカーをかっ飛ばしてきました。
熊本空港は今工事中なんですね。
熊本空港から車で走ること約40分
なんの変哲もない雑居ビルにあるのが田迎サウナです。
パッと見た感じ、古い雑居ビルにしか見えませんが、この中に異空間と言っても過言ではない強烈なサウナ空間がありました。
田迎サウナのすごいところ
- 従業員さんがいない無人サウナ
- 手作り感あるギミックが楽しいサウナ&水風呂
- 昨今のサウナブームとは一線を画する常識破りの常連さんの世界
恐る恐る入館
シャッターが半分降りた雑居ビルの階段を登って受付に入ります。
本当に無人の受付。
料金を入れるケースと、おつり用の500円がぶらさがった不思議な空間です。
ぶらさがってる500円を取ってみたいので、1000円札で支払いました。
(ちなみにカメラで録画されている模様)
脱衣場には統一感のないタオルたちが干されていて生活感満載
テレビで水戸黄門がながれる休憩スペース。
サウナ後に服をきてくつろぐスペースなのかと思いきや、
先にサウナを済ませて出てきたおじさんが裸のままたばこ吸いながら
新聞読み始めました。フリーダムだ…
いざ浴室へ
浴室は田舎のおじいちゃんちのお風呂のような空間。
はじめてくるのに懐かしさを感じるのはなんでだろう。
水風呂はスーパー銭湯にも負けない広さ。熊本の天然水がかけ流しになっています。
シャンプー、ボディソープなどを持ってきていなかったので
いつから置いてあるのか分からない備え付けのカラカラの石鹸を使って
身を清め、いざサウナへ…!
手作り感あふれるサウナ
サウナはところどころに手作り感を感じる素朴なつくり。
とはいえ温度は110度近くあり、10分も入っていられません。
そしておもしろいのがサウナストーブ近くにある換気扇を改造した装置。
紐を引っ張ると換気扇が勢いよく回って強烈な熱波を浴びることができます!
これぞセルフオート熱波システム!作りは単純だけど斬新な体験でした!
田迎サウナ一番の衝撃
そして田迎サウナで一番衝撃を受けたのが、一般的なサウナで
これをやったら絶対迷惑行為!と言われることがむしろ常識の世界観。
一般的にサウナでは大声で会話したり、水風呂に入る前に汗を流さないことはマナー違反とされていますが。
田迎サウナの常連さんは常軌を逸していました(ほめてます)
- サウナで大声で世間話(むしろ社交場として利用していそう)
- 水風呂入るときに汗を流さない(5名ほど観察したけど誰も流さなかった)
- 水風呂への豪快な飛び込み(競泳のスタートかよ!と突っ込みたくなるおじさんもいました(笑
これを見て「うわー無法地帯すぎて自分には無理…」と思うのか
「ここでは世間一般のサウナマナーをあまり気にしないでいいのか!?」と
受け入れるのかで田迎サウナの印象は分かれるかもしれません。
気持ちを切り替えて楽しんでみた
せっかくなので途中からは後者のマインドに切り替えて楽しんでみました!
常連のおじさんたちが相撲中継と世間話に夢中になる中に混ざってサウナ。
そしておじさんたちを真似て勢いよく水風呂へダイブ!
(さすがに競泳ばりの飛び込みは怖いのでやらなかったけど、普段だったら絶対やらない勢いで突入しました)
結果…めちゃくちゃ気持ちいい。
深さのある広い水風呂、熊本の天然水のまろやかさ、マナー破りをしている背徳感…
いろいろな要素が相まってめちゃくちゃ気持ちいい。
もしかしたらサウナのマナーは最近のブームで生まれたもので、
サウナブームが来る前はこういう入り方が当たり前だったのかもしれないなとさえ思いました。
人を選ぶサウナだと思いますが、熊本に行ったときはきっとまた行ってしまうと思います。
駐車場に「サウナ」って書いてあるの初めて見ました。